なんだかんだ結婚したい人の方が多いでしょ

今から5年前、「25歳バツ2子持ち」という、自分の中ではかなりインパクトがある肩書きを持つことになってしまった。平成30年を迎え「30歳バツ2子持ち」と、ややマイルドな字面にはなってきた。

 

1度目の結婚は19歳。2度目の結婚は24歳。1度目は誰がどう見ても「早い」。2度目は「今の時代だとちょっと早いけど、まあ妥当」という時期だったと思う。高校の卒業文集でありがちな"○○な人ランキング"の中の"一生独身でいそうな人ランキング"で3位以内入賞を見事おさめたわたしは、同級生の中で誰よりも早く結婚し子供を設け、誰よりも早く離婚した。誰も予想していなかっただろう。わたしも予想していない。生き急いでいるにもほどがある。そして2度目の離婚を終えた頃、我々の世代は結婚・出産ラッシュに入ったため不本意ながら疎外感がすごい。2度結婚していたにも関わらず、結局アラサー未婚女の完成である。

 

わたしがよく使う言葉に「いや〜わたしが2回結婚したんだから誰だって結婚できるよ」がある。我ながら本当にその通りだと思う。誰だってできる。結婚したい人間が結婚するには「なんかよくわかっていない若いうちに半ば勢いで結婚する」か、「社会経験をある程度積んだ30歳前後で結婚する」の2択だと思う。

 

前者の場合は、なんかよくわかっていないため本当に勢いで結婚できる。嫁姑問題もなんのそのである。ただひたすらに若さである。もちろんポジティブな意味で。ただ、年を重ねて、見聞も視野も広がり思考力や判断力が伸びてきたときに見える景色が変わることもあると思う。その見える景色が変わったときに、たとえ目を背けたくなったとしても、ぐっとこらえることのできる力が必要になる。

 

後者の場合は、広がった視野と見聞、伸びた思考力や判断力をもってして相手を選ぶことができる。が、そのぶん相手や相手の家族に求めるものも多くなっているだろうし、その求めるレベルも高くなるだろう。原住民並みの視力を手にいれながらも、細かいことはあえて見ないようにというか、見たがることはしてはいけないと思う。もしくは、見た・見えてしまったとしても見えなかった体でいられればハッピーなのではないだろうか。つまり妥協である。もちろんポジティブな意味で。

 

結論、どっちもどっち。結婚したいなら、できるときにしとけ。みんなちがってみんないい。

 

結婚は、その大変さを大変だと思わない人、大変さや手間も愛おしいと思える人しか続けられないと思う。結婚はゴールじゃなくてスタートだというのはよくいったもの。結婚しないという選択がかつてよりも認められている今、結婚しない選択も賢い。別に結婚したところでその後がずっと約束されるわけでもない。永遠はない。いや、あるかもしれないけれどわたしのところにはいまのところない。

 

自分の人生なのだから、自分が一番快適で心地よく日々を送れる選択を。

 

30歳バツ2子持ちは懲りずに3回目のお嫁さんを夢見ている。別に懲りていないわけではないのだけれど、アホなので単純に懲りたことを忘れている。「3度目の正直」なのか「2度あることは3度ある」なのか。普通であれば尻込みするであろう決断を「どっちやねんw」ぐらいのノリで突っ込むので派手に爆発四散する。その向こう見ずなアホな感じが自分のいいところだと思っているので、世間的にはアウトであろうともこれで良いということにしている。