なれないのではなく、すでになっていた

わたしの人格形成におおきな影響を与えたアーティストのひとつにムックがある。中学1年生の時にリリースされた「赤盤・青盤」で彼らの存在を知り、「家路」と「スイミン」という曲に衝撃を覚えたのは昨日のことのよう。

 

中学1年生の時にリリースされたということは、つまりそれは今から18年前。先日リマスター版の葬ラ謳を聴き、やっぱ好きだな〜18年前からなんにも成長してねえなあ〜全然おとなになってないなあ〜と思ったあとにふと気づいた。

 

たぶん、12歳の時にすでに精神的には大人だったんだと思う。

これっぽっちも大人然とした精神が育たないなとずっと思っていたんだけど、そうじゃなくて人よりも早く育ちきっていただけだった。早くに育ちきってはいたものの、一般的な「子供として過ごせる子供時代」を過ごせていないのでちぐはぐなんだと。

 

メンタリティが中学生の時から変わらない理由がやっとわかった。変化するのが遅いんじゃなくて、あまりに早すぎた、だけのことなんだと思った。