家事との親和性が絶望的にない

2度結婚し3度目の共同生活をしているにも関わらず、どうにも家事を好きになれない。

 

気がつけば、初めて「主婦」と呼ばれるものになってから早くも11年が経っており、なんとも気が遠くなった。11年も経つのに家事スキル(もはや家事と呼ぶことすらもおこがましい)が、これっぽっちも上がっていないのだ。家事というよりも、「めんどくさいことが嫌い」なので好きになれるはずもない。加えて「めんどくさいことが嫌い」なのに「部屋が散乱していることも嫌い」なので、「どっちかにしろよ」という感想しかない。

 

今は「結婚してるわけでもないし、なぜ家のことをすべて請け負わなければならないのか」と思いながら家のあれこれをしているけれど、結婚したところでこの意識は「養ってもらっているわけでもないし何で家のことを(ry」にマイナーチェンジするだけなのは火を見るよりも明らか。それどころか結婚していたときも「なんで自分ばっかり」という意識が1mmも拭えませんでしたから何の期待もできません。

 

「めんどくさい」よりも「部屋が散乱していることが嫌」のほうが上回っているので、半べそかきながら家のことをやっているわけである。その真っ只中に「機嫌悪いですね」と言われても「そりゃそうだ」としか言えない。言わないけど。何もしない彼にイラッと来るのは毎日のこと。でも、義務感にボコボコにされながらとはいえ自分の意思でやっていることに変わりはないので、彼に腹を立てるのはお門違い。やりたくないのであればやらなきゃいいだけの話。「やってほしいナ〜♡」だなんてお伺い立てるのは死んでも嫌だし、そもそもそんなキャラでもないし、もう一切やらなくていいから、その日1日のタスクを滞りなく消化することができたらめちゃくちゃに褒めてくれ。それだけでいい。むしろそれがいい。

 

彼が「手は出さないが口は出す」タイプではないことが、ほぼほぼ唯一の救い。人と生活するということは、わたしにはほんとうに難しい。